Mr.Arne Walther Ambassador of Norway 環境保護や軍縮問題に取り組むノルウェーのアルネ・ウォルター大使がノルウェーの外交や北極海の政策について語り、質問に答えた。 ノルウェー大使館のホームページwww.norway.or.jp 会見資料www.jnpc.or.jp スピーチテキスト(英文のみ) www.norway.or.jp ウォルター大使は「国連主導の世界秩序に国益を見出している」と国連を重要視する姿勢を示した。世界23位の経済力を持つノルウェーは、開発や環境、平和構築で実績もあるので、「G20に適切な形で加わるべきだ」と述べた上で、「G20は正統性への疑問に対処し、その行動によって影響を受ける国々の利益を反映するよう進化すべきだ」との考えを示した。 地球環境政策でノルウェーと日本が協力している分野として、森林伐採・劣化に起因する排出削減(REDD: the reduction of emissions from deforestation and forest degradation)や炭素隔離貯留技術(CCS)の開発を取り上げて、説明した。 天然ガスや石油など自然資源が見込まれる北極海と極北地域をノルウェーが戦略的に重視している背景を語った。国連海洋法条約で沿岸国が大陸棚について自然資源の採掘権を含む主権を持つことから、ノルウェーが主張する大陸棚が200カイリを越え北緯85度と北極点までわずか550㌔の場所まで続いていることを説明した。ロシアとの関係を「ユニーク」と表現し、「国境を接しているが、戦争をしたことはなく、プラグマチックに協力している」と述べた。地球温暖化で北極の氷が溶けることにより、アジアと欧州をつなぐ新しい航路が作られ、スエズ運河経由より40%も距離が短くなることも紹介した。北極評議会(Arctic Council、北極圏の8カ国で構成)に日本がパーマネント・オブザーバーとして加わることを支持する方針も示した ...